腫瘍の知識


泌尿器科腫瘍

泌尿器科の腫瘍とはおもに・・・
副腎腫瘍・腎腫瘍・腎盂尿管腫瘍・膀胱腫瘍・前立腺癌・尿道癌・陰茎癌・精巣腫瘍などの種類があります。
臓器ごとに癌の性質、治療方法、予後は異なり、それぞれの臓器の悪性腫瘍においても、病期や組織型があり、それに応じて治療方法が異なります。
中でも特に前立腺癌は年々急増し、注目も集まっている疾患です。

副腎腫瘍

副腎の腫瘍は良性であることが多く、悪性である頻度は非常に稀です。ホルモン分泌性腫瘍であれば症状が出ることが多いですが、ホルモンを分泌していない腫瘍の場合には殆ど症状が出ません。

腎腫瘍

腎臓の腫瘍は大きくならない限り、症状としてなかなか現れてきません。腫瘍が大きくなってくると、貧血や背部痛、血尿、熱などの症状が出てきます。他の病気で病院にかかっている際に偶然、画像検査などで発見されることが多い病気でもあります。
腎臓にできる腫瘍の中で、その約9割は悪性腫瘍の腎癌(腎細胞癌)で、尿をつくる尿細管細胞から発生します。50歳以降の中高年者に多くみられますが、30歳以下の若年層にも発生することがあります。男女比は2~3:1で男性が多くなっています。年に1回は健康診断を受けることをおすすめします。

腎盂腫瘍・尿管腫瘍

腎臓で作られた尿が流れてくるところが腎盂で、尿が膀胱へと通過してゆくところが尿管です。腎盂、尿管、膀胱は同じ組織でできているため一カ所だけでなく多発的に腫瘍ができる可能性があります。

膀胱腫瘍

膀胱腫瘍は筋肉に浸潤していない表在性膀胱腫瘍と筋肉にまで浸潤している浸潤性膀胱腫瘍とで治療法が分かれます。