尿路感染症


尿路感染症とは

腎臓でつくられた尿は尿管という管を通って膀胱に集められ、尿道という通路を通って尿道口からでます。この腎臓から尿道までを尿路と呼びます。
この場所に細菌が感染することを尿路感染症と呼び、腎臓に感染した場合は腎盂腎炎、膀胱に感染した場合は膀胱炎、尿道に感染した場合は尿道炎となります。
尿路感染症は見過ごされると敗血症といって、細菌が血液に乗って全身に回り、命にかかわる重症になることがあります。尿路感染を繰り返す場合や、原因のはっきりしない発熱があった時には、病院で尿検査を受けるようにして下さい。

症 状

発熱、頻尿(尿の回数が多い)、排尿痛、血尿、腹痛、嘔吐など。

診 断

検尿をして、尿中の白血球や細菌の有無を調べます。細菌で最も多いものが病原性ではない大腸にいる普通の大腸菌です。

治 療

おもに抗生物質を飲みます。2~3日で症状が落ち着いてきますが、1週間くらいは再発予防のため飲み続けます。