前立腺組織内レーザー凝固術


前立腺組織内レーザー凝固術

前立腺組織内レーザー凝固法は前立腺肥大症に対する低侵襲治療のひとつです。レーザーエネルギーを使って、肥大した組織を加熱して組織を凝固させ、徐々に吸収させていくことで前立腺を小さくして尿道を広げてあげる治療です。
治療は内視鏡で見ながら、細いレーザーファイバーを前立腺に穿刺して行います。この治療は外科的な方法で起こる、出血や逆行性射精といった合併症が少なく、体に負担の少ない治療です。1996年4月から保険の適用を受けています。

どんな人が適応になるのですか?

薬を飲んでいて効かなくなってきた人や薬の副作用が出てきた人で、「手術はまだどうも」と考えられる方が受けるケースが多いようです。また、外科的な方法に比べると、体に与える負担が少ないためご高齢の方でも受けやすい治療法です。

治療にはどのくらい時間がかかりますか?

レーザー照射時間は3分です。この3分のレーザー照射を数回繰り返します。治療にかかる時間は30~40分ですが、前立腺の大きさなどにより多少異なります。